「日本史を読む」丸谷 才一 (著), 山崎 正和 (著)
ヒストリカル・イフは楽しい。
歴史の教科書じゃなかなか出てこない内容が続々登場して楽しい。
「政治的手法としての男色」とか小題をみても今まで知らなかった事実が盛りだくさんでした。
そういうトリビア以上に面白かったのが、歴史的事実の必然を語るより可能性としてありえたことが起こらなかった何故? の視点がたくさん入っていたこと。
それにしてもなぜ日本は中国という巨大な文明から仏教は受容しつつ儒教的なものは全面的に受け入れなかったんだろう?
ますます歴史が好きになる本です。
日本史を読む (中公文庫) (日本語) 文庫 – 2001/1/1
丸谷 才一 (著), 山崎 正和 (著)