「この国を出よ」 大前 研一 (著), 柳井 正 (著)
正論だけどさぁ。なんだかなぁ。
もう8年前の出版。グローバルマッチョ二人が交互に持論を述べるスタイル。内容は細かい具体的なデータに基づくようなものではなく、総論概論といった感じで、日本の危機を訴え、それを変えるための提言集といった趣だ。その主旨のどれも納得のいくものだし、グローバル化した世界の現実をよく知るからこその説得力のあるものが多い。
ただ自分自身の現実の仕事や生活と、この本で説かれていることをうまく結びつけるのが難しい。ユニクロも地方の中小企業だったと言われてもなぁ。
個人的に印象に残った部分を少し、大前研一のパートから。
「公私ともに目標がない日本のサラリーマン」
「今すぐ意識を変えなければなりません。目標を持ち、それを行動に移さない限り、助かる見込みがないことを強烈に自覚すべきなのです。」
この国を出よ (日本語) 単行本 – 2010/9/29
大前 研一 (著), 柳井 正 (著)