Captain Marvel (film) 2019
「Marvel Cinematic Universe」のある意味、核になる作品。正直、MCUはいまいちハマりきらず、結局自分のような一般ピープルとは違う、スーパーヒーローの物語でしょ、と。
その中で、本作は主人公のビルディングスロマンとしても観られて、勝ち気ないち少女が世界を救うヒロインになっていく物語だ。いわゆるポリティカルコレクトネスを押さえた設定になっていて、女性が主人公で、相棒は黒人のおっさんで、親友も黒人女性。「女にはムリだよ」という男性中心の社会で、何度も立ち上がり成長していく物語だ。
ストーリーとしても敵味方が反転する展開は、まぁ単純ではあるが、あまりに安直な勧善懲悪よりは面白く、テンポもぐいぐい進んでいくので飽きずに観られる。クライマックスのキャロルのスーパーサイヤ人化で大活躍は感動的で、純粋に心躍る爽快感だ。
時代設定が自分が18歳だった1995年になっていて、使われる音楽も含めて楽しかったなぁ。
主演のブリー・ラーソン、CGで若返ったサミュエル・L・ジャクソンも良かったな。
期待以上に面白かったです。