石垣島から所想所説、徒然なるままに

沖縄・石垣島の話題を中心に、石垣島から見えること、思うことを徒然に。好きな映画のレビューや、自分が難儀しているアトピーの話題なんかも。

続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画

Borat Subsequent Moviefilm: Delivery of Prodigious Bribe to American Regime for Make Benefit Once Glorious Nation of Kazakhstan

  サシャ・バロン・コーエン 畏るべし!
 いやぁ、さすがのサシャ・バロン・コーエンだわぁ。強烈。
もちろん、今のアメリカに対する基礎知識がないとわかりづらいシーンも多いのかもしれないけど、やりすぎ感満載で、爆笑まちがいなし。ドラマ部分とドッキリ部分が不明瞭な分、よくわからん点もあるんだけど、スマホショップのブライアントとかラストのオチ部分でもまた登場するし、「ブラックワイフになりませんか?」と言われるベビーシッターなんかは完全に、一般人がドッキリを通して父親と娘のストーリーに組み込まれていくあたり、なんとも妙に味わい深い。
 ジュリアーニ、バイデンをウクライナとチャイナ疑惑で追い詰めるべき役割を担っているはずだが、なんなんだいったい(笑)。
 アメリカの現代政治や社会・文化がわかっていればわかっているほど面白いはず。ケーキ店で赤ちゃんを模した飾りを食べて、キリスト教原理主義の相談センターに行く下りはものすごくよくできた流れだと思うんだけど、アメリカのケーキ店で赤ちゃんを模した飾りがのったケーキって、なんかの記念日用とかでよく売っているのかなぁ? わかる人がいたら解説してほしい。トランプ支持者の集会で歌を歌うシーンもほんとにドッキリなの?というぐらいの展開。
 前作と比べて、という意見もあるかと思うけど、ずいぶん昔なので前作と比較できない自分としては大爆笑の一作でした。
 こういう映画が撮れるアメリカであってほしいね。日本でもこんな作品ができればなぁ。