「パレード」 吉田 修一
抜群に面白い。属性を失った人間たちの小さなコミュニティ。
踏み込まないことによって傷つけあわず、笑って過ごせるけどお互いの抱えてる問題までは引き受けきれない。登場人物がみんな本当に孤独に感じる・・・。語ろうと思えばいくらでも語れる作品じゃないでしょうか?
それぐらい「いま」について考えるテーマがふんだんに盛り込まれた作品だと思います。
映画化されたのをいちおう見たけど、けっこう残念な出来だったなぁ。内容わからんで見ればちょっとは面白かったのかも。
パレード (幻冬舎文庫) (日本語) 文庫 – 2004/4/1
吉田 修一 (著)